2022年4月21-23日の3日間、海の女性ネットワークでは期間限定でホームページバナーを変更しました。
その際に掲載した画像とそれについての簡単な解説です(まとめと編集:大西光代)。

© 2022 HIROSE Mamiko

画像と画像の情報は当会メンバーの廣瀬慎美子(HIROSE Mamiko)さん提供。

“サンゴに引っかかった魚網に沢山のゴミが絡まっている。網取地区は人が住んでおらず,海岸には多くの漂着ゴミが見られる。そこから再び海中へ漂流したゴミ同士が絡まったのだろう。”

廣瀬さんは東海大学の海洋学部で漂着ごみやマイクロプラスチックの研究に取り組んでいます。この画像は2022年3月12日、沖縄県八重山郡竹富町の西表島の南西部に位置する網取で行った調査で撮影されたものです。

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© 2021 HIROSE Mamiko

こちらも廣瀬慎美子(HIROSE Mamiko)さん提供の画像と画像の情報。

“港には流木の破片などともに多くのマイクロプラスチックが浮かんでいる。”

この画像は2021年4月26日に静岡県の清水港で採集された、分別済みマイクロプラスチックの写真です。

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“意外な汚染源:日本でも世界でも、これまで海岸に捨てられたゴミで、一番数が多かったものは煙草の吸いがらです。煙草のフィルターが、一種のプラスチックだという事は、あまり知られていません。フィルターは、有害物質であるニコチンやタールが体内に入る量を軽減する役割を持つため、吸着したそれらが溶けだすことによっても海を汚染します。相模湾の小田原沖の海底で見つかった吸いがら入れは、まるで”煙草のポイ捨てはやめて”と、置かれたもののようにも見えます。しかし、それ自体が海ゴミであるというのは皮肉な事です。“

海ゴミに関する資料は当会メンバーの木戸ゆかり(KIDO Yukari)さんの提供。文章は当会メンバーの大西光代(ONISHI Mitsuyo)が作成しました。
この画像は、2000年11月27日に、相模湾 小田原市沖(北緯35.2度12.7分、東経139度11.3分、水深648 m)でのしんかい2000 第1241潜航で船内カメラによって撮影されました 。

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画像はパブリックドメインのもので、ハワイ諸島の国立野生生物保護区であるレイサン島の海岸に漂着した海洋ゴミの画像(撮影: 2009年9月14日)。

この様にメッセージを入れて掲載しました。

“母なる海をゴミ箱にしてはいけない”

メッセージは当会メンバーの瀬戸内千代(SETOUCHI Chiyo)さんによるものです。