大阪・関西万博のすみっこレポ(その1)

既に夢洲会場に行かれた皆さま、大屋根リングに素晴らしいデザインのパビリオン、充実の展示、美味しいレストランメニューなどなど、お楽しみになられましたでしょうか。
これから行かれる皆さま、季節は猛暑の夏に向かっております。でも、木の輪っかの下や建物の中以外は、日陰はあまり期待できません。セキュリティの都合で小さな手荷物しか持ち込めませんが、飲み物は水筒・ペットボトルならOKですので、できるだけ熱中症対策をして行かれてくださいね。

そういう当方は4月下旬に、ブルーオーシャンドームの入場自由エリアのドームCでイベント裏方しておりました。1日だけでしたが、展示とお客様の動きの変化を見比べているだけでも、色々勉強になりました。まずドーム自体が著名な建築家の作品ということもあり、目線が天井の構造にばかり向いているかそうでないかで、お客様の関心の方向性が感じられました。
ドームCは、湾曲した特大スクリーンとステージ、30席ほどの客席があるだけのシンプルな会場で、企業等が週替わりでイベントを展開しています。隣接のドームBの出口通路も兼ねたエリアで、10分~15分おきに100名近いお客様がひと塊で来られてました。そこから次のパビリオンに向かって足早に外に出たり、客席エリアで一休みしたりと、行動は様々でした。当方の担当日の特大スクリーンには、海底に眠る遺跡「水中文化遺産」の映像が流れていました。スクリーン前のステージでは、大学の先生やプロカメラマン、NPOの方々が解説されていました。映像の内容によって、客席エリアに立ち止まる方の様相が変わるのが興味深かったです。幾何学模様の美しい地中海のタイル敷き広場の遺跡には感嘆の声が聞かれ、小笠原や沈没した戦艦や戦闘機など太平洋戦争の痕跡が残る海底には真剣な目線が向けられていました。

当方は、ステージ幕間に流れた映像の編集担当ということで、その映像がちゃんと止まらずにスクリーンで流れるかを、ドームCの壁際から淡々と見張るのが仕事でしたが、裏方パスだけではブルーオーシャンドームでもドームCしか入れないのです…隣のドームBの巨大球体スクリーンすら全く見ておりません。8月第4週にまたイベント裏方で行くときには、パビリオン巡りできるようにチケット取って、レポその2でご報告できたらと思います。

ドームC内でイベント前日打合せ中のご講演の皆様。

小熊幸子