2024年の国際女性デー(3/8)に、記念すべき1冊が世に出ました。海とヒトの関係学シリーズ第6巻『海のジェンダー平等へ』です。
海の女性ネットワーク代表が編著者の一人であり、本文に同ネットワークへの言及もあります。著者陣は女性ばかり。執筆にも編集にも数名の会員が参加しています。ぜひ手に取って、ご覧ください♪
◆書籍詳細はこちら
https://www.spf.org/spfnews/pressrelease/20240308.html
◆目次
はじめに
・海洋でのジェンダー平等を実現することはなぜ大切か(窪川かおる)
・海から探るジェンダー論(秋道智彌)
第1章 ジェンダー論の地平
1.性の起源―性とは何か?(長谷川真理子)
2.性転換する海洋生物―性という戦略(岩田惠理)
コラム:アボリジニにおける両性具有―ドリーミングの虹蛇(窪田幸子)
3.男と女をつなぐ船―南スラウェシにおける船づくりに見るジェンダー観(明星つきこ)
4.ポリネシアにおける多様な性の共生―マフとラエラエ(桑原牧子)
第2章 海洋保護の最前線で
5.タイのジュゴン保護区と漁民―アンダマン海の事例(阿部朱音)
6.スナメリを音響で追いかける(木村里子)
7.サンゴ礁漁撈文化の知恵と物語を紡いで (高橋そよ)
コラム:誰もが海ごみ問題の当事者(小島あずさ)
8.対馬における海洋保護区(清野聡子)
第3章 海のジェンダー平等へ
9.漁村女性のネットワークの展開と今後(関いずみ))
10.男性中心から男女共同参画へ(原田順子)
コラム:海女たちの世界(古谷千佳子)
11.ミクロネシアから考えるジェンダー平等(宮澤京子)
12.女性たちをエンパワーするために(窪川かおる)
コラム:水産経済学と女性のキャリア(徳永佳奈恵)
13.流れを変える―海のジェンダー平等へ(北田桃子)
コラム ヴァイキングとグリーンランド植民(岸上伸啓)
おわりに
・母が遺した言葉(阪口 秀)
用語集(秋道智彌)