レシピ:シラス丼

海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運営する「黒潮ウォッチ」によると、黒潮の蛇行は過去最長期間の約5年9カ月目だそうで、もう少しつづくのだとか。
春と秋が旬といわれ、黒潮に乗ってやってくるシラスはこの数年不漁続きだといいます。シラスが大好きな身としては、少し残念です。

そうはいっても幻の魚ということではないシラスのとっても簡単なレシピともいえないくらいのおすすめの食べ方を紹介します。

名付けて「春うららのしらす丼」です。

ごはんは黒米を混ぜて炊き、炊き上がったら酢飯にします。そうするとくすんだ紫色のごはんがぱっと華やかなピンク色に変ります。自由研究風にいうと黒米色素のアントシアニンが酸性の酢によって赤く発色するためです。そこにふんわりたっぷりのシラスをのせてお好みの薬味とちょっぴり香りのよいごま油かオリーブオイル、お醤油かお塩でいただきます。黒米の少しもっちりした食感がシラスととても合っているように思います。ぜひおためしを!

大西光代