アクアポニックス

アクアポニックスは農業と養殖業を組み合わせたもの。例えば魚の飼育水槽から排泄物など栄養分を含む水を培地に吸い上げ、培地で野菜を育てます。物質循環のバランスさえ整えば、そこに小さな生態系が確立されて、動物性タンパク質と植物を同時に得ることができるシステムです。

写真はアクアポニックス普及に奔走する起業家を取材した2016年に設置した我が家のアクポニ。今は観葉植物を育てており、下の金魚も上の植物も食べられませんが、約7年間、ときどき水を継ぎ足すだけで、一度も水替えをしていないのが自慢です。貴重な淡水を少ししか消費しないアクアポニックスは、砂漠地帯の食糧自給を支える技術としても注目されています。

瀬戸内千代